こんにちは。商いの価値を再定義し伝える専門家、三浦事ム所の三浦路夫です。

ロゴが新しくなると、会社が一歩前へ進んだように感じることがあります。社員の気持ちが変わり、取引先へ話すきっかけにもなる。デザインには、そうした力があります。

ただ、新しいロゴを見たお客様が、その会社にどんな期待を持つか。その期待が、実際の対応でどう確かめられるかも考えておきたいのです。

例えば「相談しやすい会社」を目指し、やわらかな色と親しみやすい写真を使ったとします。興味を持った人が問い合わせたのに、返事が来るかもわからず数日が過ぎたら、相談しやすそうだという印象は揺らぎます。

逆に、受付後の流れがわかり、初歩的な質問にもわかる言葉で答えてもらえたら、「ここは話しやすい会社だ」と実感できます。

印象を、経験で確かめてもらう

ブランドには、会社や商品に対して人が持つ認識や期待が関わります。ブランディングは、その認識や期待を育てていく活動です。会社がどう名乗るかに加えて、相手が何を経験するかが重要になります。

だから、ロゴを変えるなら、何を表したいかとともに、その印象を支える対応を考えます。相談のしやすさなら、受付の説明、担当者への引き継ぎ、質問への答え方も関係します。

すべてを同時に変える必要はありません。今の対応は良いのに知られていないなら、その良さが伝わる表現を整える。表現に実態が追いつかないなら、対応を改善する。どこにずれがあるかで、仕事の順番は変わります。

ロゴの相談をするときは、「こう見られたい」に続けて、「お客様に、どんな対応を受けたと思ってほしいか」も話してみてください。デザインが目指す印象と、日々の仕事がつながると、制作する側にも大切な判断材料が渡せます。

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