こんにちは。商いの価値を再定義し伝える専門家、三浦事ム所の三浦路夫です。

施工実績を掲載しているのに、相談につながらない。そのとき、写真の見せ方を考える前に確かめたいことがあります。

自社は、誰のどんな願いに応える会社として、選ばれたいのでしょうか。

同じ住宅改修でも、新築のような美しさを求める人と、家族の思い出を残して暮らしやすくしたい人では、依頼先に期待する価値が違います。施工できることを幅広く並べても、自分の願いを理解してくれる会社だと伝わるとは限りません。

ブランド構築で明確にしたいのは、自社の技術や姿勢が、どんなお客様にとって特に価値を持つのかという関係です。

施工の結果から、その会社の意思を読み解く

例えば、古い家の改修で、傷のある柱を残したとします。

仕上がりの写真だけでは、古い柱のある空間です。しかし、家族の記憶が刻まれた柱を残すために、補強方法や間取りを工夫したのだとすれば、そこには仕事の意思があります。

何を新しくし、何を残すか。その判断から、「住まいに受け継がれてきたものを尊重する」という価値観が見えてきます。それを大切にしたいお客様にとっては、相談先を選ぶ理由になります。

ただし、一件の工事に物語を添えるだけでは、会社のブランドにはなりません。経営者、営業、現場の担当者で複数の実績を振り返り、繰り返し大切にしてきた判断を確かめます。お客様が依頼を決めた理由とも照らし合わせ、自社がこれからも提供する価値として定めていきます。

その核が明確になれば、紹介する実績の選び方も変わります。施工写真は、技術の幅を示すだけでなく、自社の約束を裏づける証拠になります。そして、その約束は次の提案や現場の判断にも引き継がれます。

目指すのは、「こんな工事もできる会社」から、「自分たちの大切にしたいことを託せる会社」になることです。

写真を増やす前に、実績の中にある自社の意思を掘り下げる。そこから、選ばれる理由を明らかにしていきます。

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