こんにちは。商いの価値を再定義し伝える専門家、三浦事ム所の三浦路夫です。
「そろそろ全部、新しくしたい」。会社の見せ方に違和感が出たとき、リブランディングを考えることがあります。
その感覚は大切です。ただ、何が合わなくなったかによって、変える範囲は違います。
例えば、文字が読みにくい、商品情報が古いという問題なら、部分的な改修で改善できるかもしれません。一方、事業が大きく変わり、従来の社名や説明から別の仕事を想像されるなら、会社の位置づけから見直す必要があります。
いまある信頼は、何に結びついているか
変える前には、既存顧客が何を評価し、何を目印にしているかを確かめます。長く使った名前や色に信頼が結びついているなら、残す理由になります。
社内では見慣れていても、顧客には識別しやすいかもしれません。反対に、社内が愛着を持つ言葉が、今の事業を誤解させている場合もあります。受け取る側の声を入れて考えます。
新しい姿を決める際は、誰に何を届ける会社として進むかを明確にします。その方針に沿って、言葉やデザイン、対応をどこまで変えるかを判断します。
公開前には、社員へ理由を説明します。取引先から聞かれて初めて変更を知る状態では、会社としての説明が揃いません。既存資料の差し替えや、新旧が混在する期間の案内も必要になります。
まず、違和感を「古い」という一語でまとめず、具体的に書いてみてください。何を誤解されるのか、どんな仕事に合わないのか。それがわかれば、部分改修か、方針からの見直しかを検討できます。
新しくすること自体が成果ではありません。これからの仕事を正しく伝えながら、積み上げた信頼をどう受け継ぐか。その判断を含めて考える仕事です。
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