こんにちは。商いの価値を再定義し伝える専門家、三浦事ム所の三浦路夫です。
会社を引き継いだからこそ、新しいことをしたい。一方で、先代が築いてきたものを否定するように感じて、進めにくいことがあります。
そんなときは、守りたい姿勢と、そのために使ってきた方法を分けて話してみてください。
例えば、先代が対面の相談を大切にしてきたとします。後継者はオンラインでも相談できるようにしたい。方法だけを見ると対立して見えますが、先代が守りたかったのが「困ったときに話を聞ける関係」なら、オンラインもそのための方法になり得ます。
ただし、本当に何を大切にしていたかは、本人に聞く必要があります。都合よく解釈して、同じ想いだとまとめないことです。
沿革より、迷った判断を聞く
「これまで何を大事にしてきましたか」だけでなく、難しい注文をどう受けたか、どんな仕事を断ったかを聞きます。具体的な判断に、会社の姿勢が表れることがあります。
長く働く社員や顧客にも話を聞くと、先代自身が意識していなかった評価が見つかるかもしれません。残すものを、経営者同士の好みだけで決めずに済みます。
そのうえで、今の顧客へ同じ価値を届けるには、何を変える必要があるかを考えます。社名やロゴを変える場合も、現在の顧客が何を目印にしているかを確かめて判断します。
新しい経営を示すために、すべて変えなければならないわけではありません。逆に、従来と同じ方法を残すだけで価値が守れるとも限りません。
まず一つ、変えたい仕事を取り上げて、先代がその方法を選んだ理由を聞いてみてください。理由がわかると、受け継ぎながら変える道を、具体的に話せるようになります。
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