こんにちは。商いの価値を再定義し伝える専門家、三浦事ム所の三浦路夫です。
会社案内の最初に、社長挨拶と沿革を置く。長い歴史を大切にする会社なら、自然な構成かもしれません。
でも、初めて商談する人は、まだ「自分の困りごとに、この会社がどう関わるか」を知りません。その関係がわからないまま歴史を読んでも、意味を受け取りにくいことがあります。
営業で使う会社案内なら、まず何を頼める会社か、どんな課題に役立つかがわかる構成を考えます。その後に、なぜ任せられるかという根拠として、歴史や技術を伝えます。
情報を削る前に、順番を変える
例えば、長年の実績を数字だけで示すより、その経験がどんな相談への対応に生かされているかを説明します。沿革をなくす必要はありません。今の顧客にとっての意味をつなげるのです。
「高い技術力」という見出しにも、具体的な対応範囲や工程を添えます。社内では当然の説明が、初めての人にもわかるかを確認します。
原稿が増えたとき、すべて文字を小さくして詰め込むと、必要な情報が見つけにくくなります。概要は冊子で、詳細は別紙やWebで示す方法もあります。
試作したら、営業担当者に使ってもらいます。どこを飛ばし、どこを口頭で補ったかを聞いてください。その説明の順番が、構成を見直す手がかりになります。
採用など別の用途を兼ねるなら、それぞれの読み手に必要な情報へ進めるようにします。一冊ですべての人へ同じ順に話す必要はありません。
会社案内を開いた相手が、最初の見開きで何を理解するか。まずそこを考えてみてください。伝えたい想いも歴史も、相手との関係が見える順番に置くことで、読む理由が生まれます。
最新の「Insights」をメールでお届けします
ブランディングやデザインに関する知見、実践的なケーススタディなどをニュースレターとして定期配信しております。今後のブランド構築のヒントとして、ぜひご登録ください。
メルマガに登録する(無料)