こんにちは。商いの価値を再定義し伝える専門家、三浦事ム所の三浦路夫です。

他社の広告やパッケージを見て、「うちも、こんなふうにできたら」と思うことがあります。

成果が出た方法なら、試したくなるのは自然です。ただ、目に見える表現だけを取り入れても、自社のお客様に響くとは限りません。その表現が選ばれた背景が違うからです。

方法の前に、判断の理由を読む

例えば、商品の包装を簡素にするという方法があります。

それが、環境への配慮を大切にする顧客に向けた、素材や流通まで含めた取り組みなら、包装にも意味があります。一方、贈るときの特別感を重視する商品で、見た目だけ同じにすれば、大切な価値を損なうかもしれません。

事例から学びたいのは、「誰に、何を届けるために、その方法を選んだのか」です。さらに、自社にも同じ条件があるのかを考えます。

ここで、先に自分なりの理由を考えることが役立ちます。「この顧客の、この期待に応えたのではないか」と仮説を置き、資料や顧客の声で確かめる。AIを使う場合も、出てきた説明を答えにせず、根拠まで確認します。

この積み重ねが、自社で判断する力になります。

成功事例は、正解を借りるためだけでなく、自社の選択を考える材料です。

社員と事例を話すときも、「これをやろう」の前に、「なぜ、この会社には合っていたのだろう」と問いかける。その対話から、自社が守りたい価値も見えてきます。

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